2008年12月7日日曜日

技術と人間の間

洗濯機を回して、洗濯物を取り出したときにワイシャツにべたっとした物が… なんだろ?と良くみると、溶けてない洗剤カスが。 さては洗剤、入れすぎたか…。 と言うわけでもう一回、洗濯機回しています。 さて、本題。 朝から『メーデー!』というナショナル・ジオグラフィックの番組をビデオで見てました。航空機事故をブラックボックスの解析や専門家の証言を基にして再現するドキュメンタリーです。 僕が今日見た回は『計器異常』。1996年に発生したアエロペルー603便が海に墜落した事故です。 夜のフライトに出た603便は離陸直後から速度計がマヒ、さらにスピード過多、失速警報、高度計のマヒと次から次へと警報が連呼されクルーは困惑。 そして、警報で唯一正確だった異常降下警報を信じられず、そのまま時速280キロで海面に突っ込み、生存者ゼロの大惨事になりました。 原因調査の結果、明らかになったのは『気圧や気温を測定するピトー管にマスキングテープが貼\られていた』というもの。フライト直前に機体の洗浄を行った際、貼\られていたマスキングテープをはがし忘れたと言う単純なミスだったそうです。さらに悪い事にマスキングテープの色は機体の色と同じで、直前のチェックでも発見されなかったことが大惨事に繋がったわけです。 精緻なシステムによって運行している飛行機が、ただのテープ一枚で安全性の根底が覆る。高度なシステムを持ってもヒューマンエラーで絶対安全な状況を作りえないという、そこの怖さを実感したしだいです。。(ちなみに今、事故機のボーイング757は機体洗浄時にマスキングテープを貼\らなくて済むように設計が改良されています) 客観的な事実を述べれば今の飛行機は全ての乗り物で一番事故率が低いです。事故にあう確率は80年間毎日飛行機に乗っても1回、事故に遭うかどうか…603便だけでなく、かつて起こった無数の航空機事故から教訓を得て確実にフィードバックされ、安全性は高められる努力をされていることを念のため付け加えておきます。

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